名古屋で創流
石田流は、大正11年(1922)名古屋市にて創流、当初「石田式文人瓶華投入挿法」とも呼ばれ、中国から伝わる南宗画の影響を受けた文人華の流派として誕生しました。
花や木の真の美しさを見出し短時間にいけ上げるスピード感、文人花の「詩歌と花」の風雅さ、自由で豊かな表現など、今日にも受け継がれている石田流のいけばなの特色です。
古典花から現代アート
石田流のいけばなには、投入花(なげいればな)・盛花(もりばな)・茶花・文人華(ぶんじんばな)・意匠花(いしょうばな)の古典花をはじめ、現代花・創作花や現代アートのいけばな、子供から大人まで気軽に楽しめるファッションいけ花があります。
また舞台芸術としての装飾花、各種コンサートの装飾花、デモンストレーション、ホテルの新年の迎え花、企業のイメージのいけばななど、大作・超大作も得意としております。
国際交流
日本国内だけでなく海外にも数多くの優れた教授陣と心から花を愛する50万人の門下生に支えられ、アメリカや中国・フランス・オランダ・スペイン・ロシア・韓国・台湾・シンガポールなどでいけばな展を開催、国際交流も盛んに行っております。
日本の伝統的な「美と礼」の精神
石田流は、いけばなを通じて日本の伝統的な「美と礼」の精神を大切に後進に伝えております。
文化庁や名古屋市文化振興事業団委託のおやこいけばな教室・こどもいけばな教室を開講、名古屋大学・東海学園大学・金城学院大学・愛知淑徳大学にてゲストスピーカーおよび日本文化実習「華道」として授業を開講、また各地域の中学・高校・専門学校にていけばな石田流の部・クラブ活動を指導、留学生の為の日本のいけばな講座など。